9戦負けなし。この結果は十分誇れると思いますし、強い山形を印象付けることはできていると思います。が、次節の対戦相手は目下J2最強の新潟。この超難敵に勝つことができるのか、引き分けるのか、返り討ちに遭うのか。
真の力を知るためにも、自動昇格争いにも正式に加わるためにも、非常に重要な一戦になると思います。
まずは山形と山口のデータ比較。
データはSPORTERIAさんで公表している数値を使用させて頂いております。(ありがとうございます。)
順位 | 勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分 | 敗数 | 得点 | 失点 | 得失 | |
新潟 | 2 | 35 | 18 | 10 | 5 | 3 | 30 | 16 | 14 |
山形 | 5 | 27 | 17 | 7 | 6 | 4 | 26 | 16 | 10 |
●攻撃
順位 | 山形 | 項目 | 新潟 | 順位 |
5 | 1.53 | シーズン平均得点 | 1.67 | 2 |
3 | 1.80 | 直近6~10試合平均得点 | 1.60 | 4 |
5 | 1.40 | 直近1~5試合平均得点 | 2.40 | 1 |
| ||||
7 | 1.22 | シーズン平均ゴール期待値 | 1.41 | 2 |
3 | 1.47 | 直近6~10試合平均ゴール期待値 | 1.25 | 11 |
11 | 1.21 | 直近1~5試合平均ゴール期待値 | 1.57 | 2 |
| ||||
↘ | 攻撃調子 | ↗ |
●守備
順位 | 山形 | 項目 | 新潟 | 順位 |
5 | 0.94 | シーズン平均失点 | 0.89 | 2 |
1 | 0.60 | 直近6~10試合平均失点 | 0.60 | 1 |
1 | 0.60 | 直近1~5試合平均失点 | 1.00 | 8 |
| ||||
5 | 0.91 | シーズン平均被ゴール期待値 | 0.80 | 3 |
8 | 1.08 | 直近6~10試合平均被ゴール期待値 | 0.89 | 6 |
4 | 0.74 | 直近1~5試合平均被ゴール期待値 | 0.83 | 6 |
| | | | |
| ↗ | 守備調子 | → | |
データから分かる客観的事実
・直近5試合平均の新潟の攻撃力が破壊的。一方の山形の攻撃陣はやや調子落ち。
・守備はほぼ互角も山形の調子が上昇中。
・トータルでは新潟に分がある。
続いて、新潟の直近2試合のパスソナーです。
A 0-3○ 支配率60%
H 3-0○ 支配率49%
チームカラーはもちろんポゼッション志向。とはいえ、好機とみれば、高い位置に張ったAMFを中心にスピード感あふれる攻撃をガンガン繰り出してきます。絶対に持ち続けなければならないという使命感もある訳ではなく、隙あらばどんどん前線に繰り出して攻めてきます。要は非常に強いです。
新潟といえば新潟の至宝、本間至恩選手なのでしょうが、調子落ちかコンディション不良かわかりませんが、ここ最近は出場機会は減っています。ただ、その結果、むしろ成績は上向いており、おそらくですが、チームのアイコンが外れることで、一本足打法で亡くなったためにバランスが向上し、元々あった各選手の元々あったポテンシャルがそのまま出せるようになったように思います。で、攻撃力が飛躍的に向上したという感じでしょうか。どこからでも来るだけに厄介です。
その、本間選手も前節の水戸戦では2ゴール(1本はCKから)ということで復調の気配を見せています。が、おそらくは途中から出てくることになると思われます。
当然ながらすべての選手のレベルが高く、山形にとっては一瞬たりとも気の抜けない時間が続くことになります。試合に臨むアプローチとしても、がっぷり四つに組みに行くのか、守備的に行くのか、という選択も問われる試合になりそうです。
スタメン予想です。
山田康太選手?(怪我?コンディション不良?)
南選手?(怪我?コンディション不良?)
●4-2-3-1
(左から)GK 後藤、DF山田拓、野田、山崎、川井、DMF藤田、小西 AMF 加藤、河合、横山、FW木戸。
SUB:藤嶋、木村、半田、國分、チアゴアウベス、新垣、デラトーレ。
前節、前からの守備が全くできていなかった問題と、新潟の攻撃力をカウンター含みで迎え撃ちたいと考え、ある程度カウンターを意識した布陣を予想しました。前節の水戸戦を見ると、DMFの2人へのハイプレッシャーは効果的と思いましたので、まずは徹底的にやってみます。で、相手の疲れたが見える後半に勝負をかける、という考え方です。
守備に重きを置くため、まずは調子が落ちている半田選手に変わって右サイドに川井選手が回り、左サイドには山田巧選手。DMFはそのままとして、右サイドには同じくスピードのある横山選手。加藤選手とともに前からプレッシャーをかけつつ、幅を取ってカウンターを仕掛ける狙いです。そしてCFには木戸選手、前からのプレッシャー重視で試合に入ってもらいます。とにかく、相手の攻撃を防ぎ、前半を凌いでから、次の手を考えるべきだと思っています。
サブにはチアゴアウベス選手・新垣選手・デラトーレ選手と並べて、ここぞで攻撃するスイッチを入れることができる体勢にしてどうか。暑さも予想されるため、なんとか後半勝負に持っていきたいところです。
新潟を攻撃力を気にしすぎるあまり、自分で書いていても消極的な感は否めません。ただ、長いシーズン、相手の良さをあからさまに消しにいく試合があってもいいと思いますし、それを経験することも悪くないと思います。
一方で・・・・もし、仮に、山田康太選手がスタメンで出れるのであれば、CFをデラトーレ選手にして、真っ向勝負を挑んでいきたいなぁとも思います。本来の山形はこうですよね、というのを見せつけたい気持ちも当然ながらあります。これは、山田康太選手の出場可否次第なところはあるので、難しいところですね。
★すーさんパパの注目ポイント★
○普段着か、特化か。
普段着通りのポゼッション志向のサッカーをするのか、ある程度新潟特化のメンバーにして、相手の良さをつぶす(ハイプレッシャー)を仕掛けて行くのか選択の分かれるところだと思います。個人的なスタメン予想では、相手の良さを消す、ところにフォーカスを当てましたが、当然ながら前節と同じスタメン(川井選手は出てくるでしょうが)で真っ向勝負を仕掛けることは十分予想できると思います。”攻撃×攻撃”が注目されておりますが、クラモフスキー監督が今の新潟と山形の力関係をどう見ているのかも、山形のスタメンから測れると思っています。
○新潟のサイド攻撃を抑えられるか。
小見選手、三戸選手、そして本間選手の新潟のサイド攻撃は相当な脅威です。山形はSBだけではなく、SHもきっちりプレスバックしてあたる必要があります。90分無傷では済まないとは思いますが、最小限で押さえたいところです。半田選手が出るのであれば、真価が問われますね・・・。
○山田康太選手は出場するのか?
欠場の2試合で、その穴を埋めることは難しい作業であることははっきりしました。できる事なら頭から出て欲しいですが、本当の所はどうなんでしょうか・・・
さて・・・
新潟?強いよね?序盤・中盤・終盤、隙が無いよね。だけど俺たちは負けないよ。
では、また。
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