中2日での3連戦を終え、満身創痍となってしまった我らが山形。23節、仙台とのアウェー戦に臨みます。説明不要の東北ダービー。両者の調子が落ち込んでいるタイミングとはなったからこそ、再浮上のきっかけをかけた壮絶な戦いが予想されます。内容は問いません。ただ、勝利のみを。
まずは両者のデータ比較。
ゴール期待値はSPORTERIAさんで公表している数値を使用させて頂いております。(ありがとうございます。)
勝負強さの考え方=得(失)点数とゴール(被)期待値で計算しており、つまり現実と理論のギャップを”勝負強さ”という数値に置き換えています。
攻撃=得点数 – ゴール期待値
守備=被ゴール期待値-失点数
勝負強さ=攻撃+守備
で計算しています。
チーム | 順位 | 勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 | 敗数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
仙台 | 3 | 40 | 22 | 12 | 4 | 6 | 40 | 30 | 10 |
山形 | 7 | 31 | 21 | 8 | 7 | 6 | 33 | 23 | 10 |
◎勝ち点 | ||||||
順位 | 仙台 | 項目 | 山形 | 順位 | ||
○ | 3 | 1.82 | シーズン平均勝点 | 1.41 | 7 | ● |
○ | 1 | 2.40 | 直近6~10試合平均勝点 | 2.20 | 2 | ● |
○ | 15 | 1.00 | 直近1~5試合平均勝点 | 0.80 | 18 | ● |
↓ | 勝ち点状況 | ↓ | ||||
◎攻撃 | ||||||
順位 | 仙台 | 項目 | 山形 | 順位 | ||
○ | 1 | 1.82 | シーズン平均得点 | 1.50 | 5 | ● |
○ | 1 | 2.80 | 直近6~10試合平均得点 | 1.40 | 6 | ● |
○ | 2 | 1.60 | 直近1~5試合平均得点 | 1.50 | 7 | ● |
| ||||||
— | 10 | 1.21 | シーズン平均ゴール期待値 | 1.18 | 12 | — |
○ | 3 | 1.46 | 直近6~10試合平均ゴール期待値 | 1.21 | 13 | ● |
○ | 5 | 1.33 | 直近1~5試合平均ゴール期待値 | 1.03 | 14 | ● |
↘ | 攻撃期待値状況 | ↘ | ||||
◎守備 | ||||||
順位 | 仙台 | 項目 | 山形 | 順位 | ||
● | 15 | 1.36 | シーズン平均失点 | 1.09 | 8 | ○ |
● | 16 | 1.40 | 直近6~10試合平均失点 | 0.60 | 1 | ○ |
— | 16 | 1.60 | 直近1~5試合平均失点 | 1.60 | 16 | — |
| ||||||
● | 20 | 1.46 | シーズン平均被ゴール期待値 | 0.98 | 8 | ○ |
● | 18 | 1.49 | 直近6~10試合平均被ゴール期待値 | 0.74 | 3 | ○ |
— | 10 | 1.15 | 直近1~5試合平均被ゴール期待値 | 1.20 | 12 | — |
| ↑ | 守備期待値状況 | ↓ | | ||
◎総合 | ||||||
順位 | 仙台 | 項目 | 山形 | 順位 | ||
● | 18 | -0.25 | シーズン平均ゴール期待値差分 | 0.20 | 9 | ○ |
● | 11 | -0.03 | 直近6~10試合平均ゴール期待値差分 | 0.47 | 2 | ○ |
○ | 9 | 0.18 | 直近1~5試合平均ゴール期待値差分 | -0.17 | 13 | ● |
| ↗ | 総合期待値状況 | ↓ | | ||
◎勝負強さ | ||||||
順位 | 仙台 | 項目 | 山形 | 順位 | ||
○ | 1 | 0.71 | シーズン平均_勝負強さ | 0.21 | 7 | ● |
● | 15 | -0.18 | 直近1~5試合平均_勝負強さ | 0.07 | 10 | ○ |
ご覧の通り両者ともよかった時期の面影は全くありません。山形の攻撃・守備の低下は歯止めがかからない状態ですし、決定力・勝負強さだけで成績を上げてきたいってもいい仙台の勝負強さの悪化は無残なものです。総合スタッツ的にはほぼ互角。こんなことを言ってはあれですが、ほんの少しのきっかけをつかむか、相手のミスにうまくつけ込んだチームが勝利に近づく、そんな予感がしてなりません。
しかも、当日は32度を超える気温も予想されており、(なぜに16時キックオフ・・・・)想像を絶する消耗戦が予想されます。怪我人だらけの山形にとって、好ましくない試合環境と思っています。
次に仙台のここ2試合のパスソナー
H 2-3● 支配率58%
A 2-2△ 支配率44%
仙台は水曜日に天皇杯を戦いましたが、横浜FC戦から11人全員を変えたこともあり、連戦による影響はありません。遠藤選手が天皇杯でフル出場したこともあるので、横浜FC戦と同様のスタートになることはほぼ間違いないでしょう。調子も悪く、プレスもうまくかけられないチームなので、山形が普通くらいのできであれば、ほぼ問題なく一方的に殴り続けられる相手と思うのですが、一方の山形の状況も・・・ということで、試合の予想は難しいところです。
天候もあり、前から行った方がいいのか、ある程度後ろに軸足を残したほうがいいのか・・・指揮官も頭を悩ませるところだと思います。(スタートのメンバを決めるのも大変な状況ですが・・・)
スタメン予想です。
南選手?(怪我?コンディション不良?)
藤田選手?(怪我?コンディション不良?)
デラトーレ選手?(怪我?)
●4-2-3-1
(左から)GK 後藤、DF川井、野田、山崎、半田、DMF小西、河合 AMF加藤、山田康、國分、FWチアゴアウベス。
SUB:藤嶋、木村、山田拓、荒川、新垣、木戸、横山。
懸案のCFには本職ではありませんが、消去法でチアゴアウベス選手。CFというよりは0トップとして、山田康太選手とポジションを入れ替えつつ、相手のギャップを探しながら個の力で攻撃を仕掛けていってほしいと願望を込めてスタート予想としました。同様の理由で横山選手、前線からの守備を重視して行くなら木戸選手という選択肢もあると思います。
ディフェンスラインはU21の代表から帰った半田選手を右に、川井選手を左として、ようやく元通りに。ここは大きいと思います。ここ数試合不安定だったポゼッションの安定感は多少なりともまして来ると思います。
國分選手も右SHに戻って、加藤・山田康・國分の2列目と予想。オリジナルメンバーになったことで、ちょっとほっとするスターティングメンバーが出来上がりました。これだけ見れば十分にやれそうです。
が、サブについては鈴木選手も怪我?との噂もあり、専門のCFがいないことも十分に予想されますので、消耗戦になるとちょっと分が悪いとみています。
ポイントです。
〇前から?
両者ともにいえることですが、とても前からプレッシャーをかけて90分それを続けられるような試合になるとは全く思いません。一方で、先制してしまえば、引いて守れる利点もありますので、前から行くのはどちらなのか、というところが試合開始早々のポイントになるところです。
ただ、おそらく仙台は山形対策のセオリーで前からくると思っています。DMFと山田康太選手・國分選手の関係性でそれをはがせるか、仙台のプレッシャーはさほどではありませんので、うまいことくぐって攻撃態勢を作りたいところです。
理想を言えば、仙台がぬるいプレーをしている間にさっさと先制点をとって楽に進めたいところですが・・・・。
〇CFは?
消去法でチアゴアウベス選手をスタート予想としましたが、木戸選手や横山選手の起用も考えられると思っています。木戸選手であれば守備的、横山選手であれば、あくまで攻撃的にやりたいというサインのように思いますが、さて。
泣く子も黙るみちのくダービー。調子を取り戻すきっかけをつかむのは?
どんなに内容が良くとも、この試合だけは評価するつもりは毛頭ありません。逆にいうと、結果さえ残せれば、他には何も求めません。
繰り返します。内容は問いません。とにかく勝利を。
ダービーで気を張っているのが伝わったのか、妻が珍しく興味をもってくれました。
妻なりにこのダービーの重さを考えてみたようなので、是非。(重さが違うような気もするが・・)
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