いろいろあって2-2の痛み分け。安堵と悔しさの入り混じった琉球戦をゴール期待値と監督コメントで振り返ります。
まずは基本スタッツとゴール期待値。
シュートは琉球の倍以上の14本・支配率69-31・ゴール期待値3.08-1.17と数字的には圧倒。
ただ、先制点の献上と同点直後に勝ち越されたため難しい試合に。ただ、守備を固める相手になにもできないこれまでの負けパターンとは違い、試合終盤に追い込んで勝ち点1を得たという試合だったと思います。(同点直後に雰囲気もあり、もちろん最後のPKは取りたかったですが・・・)
先制点を絶対やらないということは相手がある以上難しいと思います。
ただ、これまでであれば、先制され中を固められたら手も足も出ない、という試合を何度も見せられてきたので、2度も追いつけたというのは非常に大きな進歩だと思います。この流れを作ったのはキレッキレのチアゴアウベス選手。大いに賞賛されるべきと思います。
次に監督コメント。
Q:前半から琉球のディフェンスラインの背後をなかなか攻略できなかったように見えましたが、後半にチアゴアウベス選手が入ってから左サイドを突破しての攻略が再三見られました。琉球のブロックに対してどう攻略しようとして後半に臨んだのでしょうか。
モンテディオオフィシャルより
A.まずハーフタイムでは自分たちの形やどうやってボールを動かしていくか、距離感をどうしていくかという話をしました。前半にも数回くらい上手く裏を取れていましたけど、それが十分ではなかったです。
後半に入って必要なパフォーマンスがしっかりと上がったと思っています。自分たちがボールを持ったときに動きがダイナミックになり、スペースをうまく使えていました。中央だけでなく外、中、外という形でうまく使えていて、相手のディフェンス間を上手く突けていました。
自分たちのフットボールは相手が終盤なると疲れてきますし、それはやれていたと思います。その中で後半に良いチャンス、良い場面は作れていて、数点取れてもおかしくなかったと思います。終盤にPKもありましたけれども、その前までに試合を決めておかなければいけないと思っております。
試合の中で相手がファールで止めることも多くあったと思います。そして、相手がプレーをストップしてリスタートに時間をかけていました。それも相手の戦略ですけれども、それはゲーム自体がゆっくりとなった原因だったと思いますし、内容自体が難しくなってしまったと思います。
重要なところは選手たちが自分たちの決まりごとを守りながらプレーしていくこと、どんな相手に対しても自分たちの戦い方を続けていくことです。選手たちは本当にハードワークして、自分たちのフットボールを続けてプレーしてくれたと思います。
選手たちが我々のフットボールに信念を持ちながら、試合を引っくり返そうと一緒に戦ってくれたと思っております。
インタビュアーの指摘通りチアゴアウベス選手・小西選手・山田康太選手という技術の高い3人が近くでプレーし、ドリブル突破やダイレクトパスなどを繰り返したことが、琉球DFを混乱に陥れる要因となりました。力強い加藤選手の縦縦という動きとテクニカルなチアゴアウベス選手のプレースタイルの違いがいいアクセントになっていると思います。ですので、今後も、良いからといって無理に頭から使うのではなく、前半は加藤、後半はチアゴというパターン固定でいいような気がします。
あとはクラモフスキー監督指摘の通り、琉球ボールでゲームが切れた時、琉球が再開までに長く時間を取ったためプレーがぶつ切りになりプレー時間が短くなった印象があります。琉球のプレースタイルか山形対策なのかはわかりませんが、もっとプレー時間を長くするように取り組んでほしいと思います。
今節を終えて、消化試合数にはばらつきはありますが、残り10節、約10試合。
上位2チームは抜けた感があり、現実的には自動昇格は厳しいと言わざるを得ませんが、プレーオフ圏内、それも3位を目指すのは現実的な目標です。まだまだです。
次節から大宮(イーブンコンディション)、岡山(間接フリーキックからの再開試合:イーブンコンディション)、岩手(中2日vs中6日)と厳しい試合が続きますが、なんとか勝ち点を積み上げていきたいものです。
ABEMAトーナメントは2回戦のチーム稲葉vsチームエントリー。
結果は5-0のストレートでチーム稲葉。実力者をそろえたチーム稲葉が圧勝、チームエントリーの快進撃はここまでとなりました。
チームエントリーの面々も、来年(あるのであれば)はそれぞれがドラフトにかかる活躍ぶりでしたので、またお目にかかる機会はあるでしょう。お疲れ様でした。
手番 | 結果 | チーム稲葉 | 戦型 | チーム エントリー | 手番 | 結果 | |
1局目 | 後 | ○ | 出口若武六段 | 三間飛車 | 黒田堯之四段 | 先 | ● |
2局目 | 先 | ○ | 出口若武六段 | 四間飛車 | 冨田誠也四段 | 後 | ● |
3局目 | 後 | ○ | 服部慎一郎四段 | 雁木 | 折田翔吾四段 | 先 | ● |
4局目 | 先 | ○ | 服部慎一郎四段 | 三間飛車 | 黒田堯之四段 | 後 | ● |
5局目 | 後 | ○ | 稲葉陽八段 | 中飛車 | 冨田誠也四段 | 先 | ● |
来週は2回戦チーム斎藤vsチーム糸谷。激戦必至。
見られるのはABEMAのみ。ぜひ確認だけでも。
では、また。
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