J2 第17節 対秋田(H) 2-1 ○ “祝連勝も上昇機運に潜む3つの心配事”

モンテディオ

大勝のあとの試合ということで心配しましたが、2-1の辛勝で渡邉体制初の連勝となりました。喜ばしいところではあるのですが、一方で今後に向けての心配事=改善点が明確になった試合でもありました。

 試合としては秋田のプレッシャーをかいくぐれるかどうかとセットプレーをしのげるか、という予想通りの展開に。プレッシャーに屈したりかいくぐったりの一進一退となりましたが2得点。藤本・チアゴアウベス・イサカゼイン・國分のセットがどんな相手でも機能することが証明されました。交代メンバも横山・加藤という協力布陣。これは頼もしい限りです。
 守備ではセットプレーで1失点はしたものの、セットプレーを全部しのぐのも難しいところがありますので、1失点に抑えることができたのは良かったと思います。それ以外に肝を冷やしたという決定機はほぼなかったように思います。

で、連勝ということで、降格圏からは少し離れて安堵というところですが、盤石とはいえないのが難しいところです。この試合(だけではないですが、)を終えて、上を目指すために3つの気になる心配事を整理していきたいと思います。

①DMF
 予想通りというか、相手のプレッシャーが強い試合での藤田選手は不安。2試合連続ベンチ外の小西選手が怪我だとすると、常にショートカウンターを喫する心配が付きまといます。田中選手のDMFを試してみてもいいのではないでしょうか。トップ下は河合選手とかいますしね。

②CF
 デラトーレ選手が怪我となり、消去法で後藤選手がサブで使われてはいますが、相変わらず何もできていないという印象です。なぜ使われているのか教えてほしいのですが・・・・・
 チアゴアウベス選手を頭から左で使っているため、期待できるCFのサブがいない状態で、これはちょっと恐ろしい問題のような気がします。
 チアゴアウベス選手を後半に残しておくとか、横山選手を左で試してみるとか、荒川選手や新垣選手を試すとか、明快な解決策をもっているわけではないですが、デラトーレ選手が戻ってくるまで待つ、というのもどうなんでしょうか・・・

③CB
 で、最後はCB。え?CB?という方もいるかもしれません。ただ、試合勘を取り戻した熊本選手の安定感の一方で、野田選手の不必要なファール、ルーズなポジション取り、時折見せるパスミスなど、疑問点が残る内容だったと思っています。まずは熊本選手を固定して、西村選手や喜岡選手との組み合わせをもっと試すべきと思います。心配事の対策は早めに打っておかねば。

連勝で上昇気流に乗りかけている今の時期だからこそ、試すことを忘れてはならないと思います。
コーチングスタッフの皆様、是非ご一考を。

最後に採点です。
MOMには守備陣を統率した熊本選手。連勝だけにほぼ及第点となっています。

では、また。
(現在15位(暫定) 21位まで-4、6位まで+8、2位まで+13)
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