J2 第19節 対清水(H) 2-1 ○ 我慢の勝利ふたたびで4連勝。いい面と相変わらずの気になる面。

モンテディオ

予想通り難しい試合になりましたが、熊本戦に続き、いや、それ以上の粘りによる勝利。上位をうかがう3連勝となりました。

打たれたシュートも25本と数多くの被決定機。相手のミスに助けられた面も多くあったとは思うので、1点で抑えられたのは幸運もあったとは思いますが、守備面でやるべきことはやっての1点でしたので、よく耐えたと評価するべきと思います。

攻撃陣も好調を続けて2得点。
 コンディションが戻った藤本選手、迷いのないチアゴアウベス選手、役割が整理されたイサカゼイン選手のセットが止められなくなってきた感もありますが、本日特筆したいのは國分選手。
右サイドと左サイドで個を求める戦術に合わず、トップ下では田中選手に押され気味。という難しい状況になった時期もありますが、16節の大分戦からスタメンに定着。そこからは気の利いたボールの裁きとファーストディフェンダーとしての守備意識の高さを持ったAMFとしての能力を発揮し始めた感があります。
 チアゴアウベス選手がある程度自由にやって結果を出していることについても、國分選手の存在によるところが大きいと思っていますし、時折見せる凡ミスもトップ下では激減。右利きなので、開いたときにしっかり見て右足で出せるのが大きいんでしょうね。右サイドだと振り返ってすぐに出さなければならないという難しさがありますので。攻撃時のポジショニングも素晴らしく、こんないい選手だったんだ・・・と感服しております。

ほかにも、
川井選手と小野選手が下手に中に入らずSBとしての役割を理解して安定感が増してきた。
熊本選手→野田選手→小野選手間のパスがスムーズになり小野選手に考える時間を多く与えることができるようになった。(この辺も野田選手がもっとシンプルに小野選手に預けていい)
藤本選手のゴリゴリ感が完全に戻ってきた
とか、、いい面が多く出てきたのは素晴らしい限りです。ぜひもっといいシーンを見せてほしいと思います。

 あとは気になる点。
本日も藤田選手のプレッシャーを受けた際の技術低さと野田選手のチャレンジングな相手に渡すパスは健在。改善を求めたいところなのですが、まぁ、開幕時の問題に比べればすぐに誰かを入れ替えるという状況でもなくなってきているのかなと思います。ただ、熊本選手の相手は一度試してみてもいいかもしれません。

最後に採点です。
 25本のシュートを浴びながらも1失点に抑えた後藤選手をMOM。まあ、後藤選手であれば、当然の結果かもしれませんが・・・。
 ほぼ全選手を及第点としましたが、プレッシャー下での弱さをまたしても露呈した藤田選手のみやや落ちると評価しました。

さぁ、これで4連勝。まだまだこれからですね。(今年こんなセリフが出てくるとは・・・)

では、また。
(現在13位(暫定) 21位まで-9、6位まで+4、2位まで+8)
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