4-1の激勝となったみちのくダービーの仙台戦。ゴール期待値と監督コメントで振り返ります。
まずはスタッツとゴール期待値。データはSPORTERAを使用。
試合を通してほぼ一方的に殴り続けた試合と言えるようですが、先制点のゴール期待値は0.35くらいあるんですね。かなり難度は高いような気もしますが。。
続いて監督コメント。
Q:選手たちが躍動したという言葉がありましたが、1週間前の試合と比べて別チームのように感じました。この1週間、監督として選手たちにどのような言葉をかけ続けて臨んだのか聞かせてください。
モンテディオオフィシャルより
A:僕もヴェルディ戦は違うチームを見ているのかなと思いました。でも年に1回2回、ああいうゲームってあるんですよね。全員が何かこう調子が良くなくて、足が止まってしまって、ちょっと太刀打ちできないようなゲームの中身になってしまうというのが年に本当1,2回はあって、それがあの日だったと僕は認識しています。
もちろん、我々がやろうとしていることに対する個々人の準備不足、それはポジションを取る速さという意味での準備不足とか、もちろん私の戦術的、戦略的という意味での準備不足とか、いろんなものがあったんですけど、それを度外視しても、あまりにも上手く行かないようなゲームだったので、実は1週間の冒頭でそんなに振り返りをしてないです。プレッシングのところだけちょっと映像を見せて、そこからはもう次こうやってやるよっていうようなイメージの映像を見せて、そこに対してトレーニングをしていった。
たまたまそれが今回上手くいったかもしれないけれど、そのアプローチが別に今日結果が出ようが出まいが、多分僕は同じことをしたと思うので、そこに対して選手が意気に感じてやってくれたこと、そこが全てなのかなと思っています。
毎日毎日顔を突き合わせている仲なので、彼らが次、どうやって動けそうかなとか、あるいは実際トレーニングで落とし込んだことに対する反応だとか、そういうものを見ながら毎回やっています。別にヴェルディ戦の前、極端に悪かったかというと別にそんなこともありません。まあでもあれがあったから、今回違う形をトライして、今回のトレーニングの準備の段階では、良い反応は僕の中では見受けられたので、今日こういう形でよくできたのは、選手はそれに対して、意気に感じてやってくれたということが、躍動に繋がったと感じています。
東京V戦について、はっきりとは言っていませんが、西村選手個人の責任であるということは監督も当然思っているはずです。(そう思わなかったらさすがにしんどい)そこにいい内容を続けながらなぜかスタメンと外れていた熊本選手と入れ替えることで、簡単に対処はできると考えるのは自然な考えと思います。が、仙台戦に向けて、さらにポゼッション時の最終ラインの位置取りを変えた(正確にいうと戻した)というのが大きかったと思います。
具体的にいうと、仙台戦前の2戦は中央を西村選手と野田選手の2枚にし、SBはやや高めにポジションを取って左右対称的なポジションをとるやり方。仙台戦は熊本選手をセンターにおいて、その横に川井選手と野田選手を並べた3CB気味にしておいて、小野選手は左で幅をとり、イサカゼイン選手と藤田選手が割とフレキシブルにポジションをとるやり方だったように思います。このやり方は熊本選手から西村選手に入れ替える前にも使っていましたので、連勝中ながらもより良い形を目指したが、西村選手のケアレスミスなどの誤算があったようにも思います。
もちろん前節については川井選手が出場停止だったということもあるでしょうが、熊本選手がセンターで起点になるという方法が、熊本選手の資質としてもチームのやり方としてもあっているような気がしました。3CBで行けるので、相手のプレッシャーからかいくぐれる率も高くなると思いますので、しばらくはこのやり方でいっていいのではないか?と思います。
あとは國分選手の凄さですね。。
チアゴアウベス選手から変わって、単独での破壊力はありませんが、田中選手の良さを引き出しつつゲームをコントロールし、守備のスイッチを入れ、フリーで受ければ正確なロングパス。ポジショニングも間違いはなしとサッカーIQの高さに感心せざるを得ません。藤本選手の4得点も国分選手の直接のアシストはありましたが(2点も)、よりゴールという仕事に集中できたことも当然あると思います。チアゴアウベス選手の周辺は騒がしくはなってきましたが、何とかなりそうな気もしてはきました。(移籍話があるのなら当然反対ですが。。)
とても前節まで右サイドで窮屈にプレーしていた選手とは思えませんね。。今後も期待大です。
ではまた。
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