2024 J2 第6節対いわき(A) 0-0 △ “立て直しの方向性〇、さすがの國分伸太郎”

2連勝・3連敗後のいわき戦はスコアレスドロー。
前節までは見らなかった前からのプレスや縦への楔の量と質も向上、守備の意識も高く、内容的には上々。決定機を決め切れなかっただけが悔やまれる試合だったかと思います。

立て直しの主役となったのは安部選手・松本選手・そして國分選手の3名。
　安部選手は高い強度の守備とボールを運ぶ意識と技術、精度の高い左足からの展開が素晴らしかったです。センターで使ったらもっと良さが出そうな感じもしますが、ここは左DFのスタメンを奪取したというところでしょうか。
　松本選手についてはこちらも守備の高さと展開力。高江選手も同じような仕事ができるとは思いますので、すぐに入れ替えるかは難しいところかなとは思いますが、今日のメンバ構成では効果的な仕事ができたと評価していいと思います。相変わらず南選手の調子が低調なものだけに、高江・松本や小西・松本の組み合わせも見たくなってきます。今後、使える計算がたったとは非常に良かったと思います。

で、國分選手。個人的には今日のMOMと評価します。
この3連敗という難しい状況で本当にさすがのプレーぶりだったと思っています。
というのも、攻撃的な形や前からのプレスもできない状態で、おそらく國分選手に与えられたか自分でやろうとしたタスクと結果としては
・高橋も氣田もプレスのスタートがわからんから教えてやってください→完遂
・どこで楔を受ければ誰もわからないので手本を見せてください→完遂
・左右のちらしは当然お願いします→完遂
・パス回しが滞ったらいったん降りてきてパス回しに参加してください。いつ下がるかはお任せします→完遂
だったかと。できれば、ついでに点も取ってください。とお願いしていれば点も取ってくれたかもしれませんので残念なところです。。途中交代とはなりましたが、まだできたような感じでしたので残念な選手交代でした。
やっぱり、困ったときには頼りになる選手です。いったんはこのまま使い続けていいと思います。疲労が溜まったり慣れてきたときに落とし穴があるのが國分選手なので、その辺に気を付けながらであれば、今後ともコンスタントな活躍が期待できると思います。

さて、連敗は3で止まったものの、次の結果がシーズンを左右しそうなところで本命清水戦。
上を見るのか、プレーオフか、降格回避か、シーズンを占う大事な一戦になりそうです。まぁ、始まったばかりというのは言い聞かせているんですけどね。。

最後に採点です。
MOMは國分選手。途中交代とはなりましたが、流れを変えたという意味でMOMに押したいと思います。次点は安部選手でしょうか。
一方、調子の上がらない南選手と、そろそろ見限られそうな有田選手は低評価となります。有田選手は藤本選手とかが戻ってきたら厳しいかもわかりませんね。ちょっと足元の技術が圧倒的に足りない感があります。。奮起を期待。