よくよく考えるにシーズン中の監督交代のタイミング重要なのってサッカーくらいではないでしょうか・・・
バスケやアメフト・バレーなどの戦術が細かすぎるスポーツはそもそも交代することすら難しい。
野球は基本個人スポーツの集合体なので、シーズン中の監督交代の意味なく、選手のモチベーションくらいしか効果がない、そもそも変わる場合は巻き返しが無理なほど深刻な状況なので、意味がない。
当然シーズンオフでの交代は別ですが・・・・。
サッカーの場合は降格があるので、結果が出ないチームは監督を変えざるを得ない場合が多々あります。
シーズン中に変えても1試合目から結果が出たりするメジャースポーツはサッカーぐらいしか思いつかないんですよね。これだけ戦術の幅が広い時代でも①戦術変化、②選手選考、③選手のモチベーションの3要素でまるっと違うチームになり、勝ち始める。
今年の山形・石丸監督については選手入れ替えがネガティブだったり、戦術も変えられない。負けが込んでいるから選手のモチベーションも下がっていたので変えるしかなかった。(山形の歴史上変えてこなかったので、さすがに驚きましたが・・・)で、クラモフスキー監督(佐藤コーチ経由)で①・②・③ともやって勝ち始めたわけです。
監督交代をすることで、①・②・③が容易にできるので、サッカーでの監督交代は理にかなってはいます。
で、巷で言われている日本代表の森保監督を変えるかという議論でいうと、オーストラリア戦までで①はやれていないし②もできていないという状況。③も下がっていたかもしれないということで、良いかか悪いかは別として、変えるタイミングとしては10月シリーズのサウジアラビア戦直後しかなかったように思います。(私もここで替えるべきと思いました。)
ただ、オーストラリア戦でご存じのように4-3-3への移行と、劇的な選手の入れ替えを行い勝利。①・②・③を監督自らがやってのけたいうのが10月シリーズの状況でした。(当然助言はあったことでしょう。)
11月シリーズでも、初戦を無難に勝利して、オマーン戦でのハーフタイムで①(4-2-3-1への再変化)・②(三苫選手投入)をやり、勝利。メディアやコメントでは三苫選手が監督を救ったとなっていますが、キックオフ直後より途中の方が効果的と判断をして用意周到に三苫選手を使ったように見えました。私は素晴らしい采配と評価します。
ですので、今ここで替えるという議論が出てくることについては私は否定的な考えです。替えなくてもいいじゃないですか・・・
もう一つ、”監督”について最近話題として出るのが、”選手のレベルアップに監督が追い付いていない”という言葉です。これも、おそらく、正解だと思います。
ただ、その選手のレベルも上がってきたのはここ10年くらいです。
Jリーグができて、ワールドカップに出場。突然変異で出てきた中田英寿さんがイタリアでバリバリやりはじめ、世界のサッカーがいつでも見れるようになった。
ここから毎年Jリーグのレベルは上がっていき、つられるように子供たちのレベルも上がる。多くの選手がヨーロッパを目指し、そして今や主力はすべてヨーロッパでプレーしています。
一方の監督も選手のレベルの後を追うように、Jリーグでプロを経験した選手たちが監督・コーチをするようになってきました。もう10年もたてば、内田さんや長谷部選手、本田選手という、世界のトップレベルの監督の下で選手経験してきた人たちが監督・コーチになります。
それまで、待てないでしょうか・・・・。
現状のベストが森保監督なのであれば、それでいいじゃないか、と思っています。こんなに批判ばかりさらされて、将来日本人で日本代表の監督になりたいって人が出てくるのでしょうか?
中期・長期も考えながら、短期もみましょうや、と思ってしまう今日この頃です。
さて、代表ウイークも終わり、今年のJリーグもクライマックス。我がモンテディオもいい締めくくりをしてほしいものです。来年戦うチームを決めるJ1降格争いはどうなるのか。(東北ダービーは楽しみですが。)
うちも大変な時期ですが、頑張ってやっていくしかないですね。。
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